Let's go! Kick somebody!!

ムチャクチャな映画感想文

『HERO』 2003.08.21

美すぃ~。
とーにかく美すぃ~のだぁ~!!(←ここはバカボンのパパ調で)
アクション好きで♪アーアーアクショ~ン大魔王♪なあたくしとしては、
ガッチガチにやってくれちゃうのを期待しておったのだが、
闘っている姿より背景に目がいってしまうくらい、
闘いの舞台が美しいのである。
びゅーちほー!
湖のシーンはマイナスイオン放射中ってくらい、いかにもな中国的風景。
宮殿の中で王さんとトニー様が闘うシーンは
緑の布がやわらかくなびいて官能的でさえありましたわ。
私の頭の中は『美意識』という単語がグルグル。
シーンによって登場人物全員の衣装の色を同じにする映画なんて
観たことないざますよ。
特に色に執着しているご様子。
なんだか狂気も感じるくらい。
あぶないっつーか、痛いっつーか。
あと風もポイント。
衣装や髪がなびいて闘っている姿もすごくお上品。
アクションものなにのにすごーくエレガントなのよっ!!
(↑ここはオカマチックに)
翌日観た『ターミネーター』とは対極のところにあるかも。
ラスト。実は防いじゃいました~ってなるのかと思ったけど、
やっぱ、そんなことはないわよね。
中国版『マトリックス』って評判だったみたいだけど、
あたしゃ、『HERO』のほうが良くってよ(←急にお蝶夫人
(まっ、私にとって『マトリックス』はあんまり・・・だったからね)
トニー様目的でコレを観たっつーのもあるんすが、いっや~いい男っ!!
ブエノスアイレス』の時はちとダサめだったけど、
えっらいシブくカッコよくおなりでございましたわ。
ヨダレたれそ~。
主役のジェット・リーよりカッコよくてえーの?なんて心配も。おほほほ。
そして、許せないことが1つ。
登場人物が履いている靴がなーんか「ちーがーうー」ってかんじ。
昔、私が履いていたブーツを思い出して、足元が映るたびに、
ひゅっと現実に戻るかんじがおしかったな~。

後日メイキングの役者編をレンタル屋で借りたけど、
これはつまんなかった。
舞台裏を見ちゃうと映画の感動が薄れる人間みたいっす、あたしって。

 

<映画館で観るべし>

 

皇帝を狙う3人の刺客を「ボクちゃん、殺しましたぁ~」と
ジェット・リーが宮殿に乗り込んでくる。
皇帝は「どんなふうにやったんか、言うてみー」と彼に語られせるのだが、
「うっそー、まっじぃ~、なんかあやし~」と疑い出す。