Let's go! Kick somebody!!

ムチャクチャな映画感想文

『A・I ARTIFICAL INTELLIGENCE』 2003.07.09

シックスセンスを観て、このガキ好きになった。
(好きならガキと言うな、ガキと)
たれ目で悲しげに見つめられたら
「おーし、おーし、あたいがママになっちゃる」と
言いたくなるってもんでぇい!
(大人があの目で追っかけてきたら、うっとーしくてしゃーないけどな)
けっこう泣けるかなと期待してたんだけど・・・感動した?うんにゃ、引いた。


原因その1
ママがイマイチいい人っぽくないし、優しー!ってかんじでもないから、
ディビットが「ママ、ママ」いう気持ちが心にせまってこないのよ。
あんな女追っかけなくてもって思っちゃった。
まてよ。それほどでもねー女なのに、メカだからインプットされたとーりに
慕って追っかけてしまう・・・そー考えるとモノ悲し~な。うん、うん。

原因その2
相棒がエッチマシーンってのはいかがなものか?
そこに何かが込められているのかもしれないけど(比喩?揶揄?)
オイラにゃ解読不可能。バカでごめんよ。
それよりどんなお仕事ぶりか?ってのが気になった。
だってあーた!エッチマシーンですのよ。南極2号とはちと違う。
ついでに言うと頭のソリ込みが気に入らん。イケメン風にしろや。

そんなこんなで私の中では盛りあがらず、こりゃ結末次第!
・・・・うーん、ちょい期待。外れた。
2000年後、あんなのがいるっつーのにゃ、笑った。
急にちゃっちくなってどーすんの。
ママを1日だけ生きかえらせるくらいだったら、
ママのメカ作っちゃえばいーじゃん。
で、永遠に2人は幸せ。めでたし、めでたし。ダメ?

「子供の頃、母親の愛情を兄貴に取られた」と30歳近くなっても
すねていじけている男を思い出してしまった。

そうそう、テディベアがかーいかったのぉ。
針持って、自分の腹ちくちく縫ってたし。セルフカバー?(えー子だね)
声はおっさんくさかったけど。(プーはんみたい)

 

<コドモ型ロボットの母を訪ねて三千里>

 

ちょっとだけよん ≪あらすじ≫

子供のいない夫婦の元にやってきた
子供型(ネコ型ではない)ロボットのディビット。
本当の子供のように仲良く暮らしていたが、やがて夫婦に赤ちゃんが。
哀れディビット、彼はママに捨てられてしまう。
そしてディビットの旅が始まる。

『ブエノスアイレス』 2003.06.15

映画の中のお芝居のストーリーが判った時点でラストが読めた。
ピンポーン、正解!
そこにたどりつくまで中国の歴史の波にザップン、ザップン
呑み込まれ、もまれるわけでございますよ、ダンナっ!


『ワイルド・スワン』を読んで以来、
私の中の中国のイメージがすんごく悪くなっていたので、
どーも素直に感情移入ができず、引いてしまった。
でも、逆にその歴史を知っていたから
「そーいうことね」と理解できた部分もあった。


それよりレスリー様の惚れる相手がブッサイクすぎて腹立たしーっ!!
ジャイアンみたいなツラ。
主役を張れるようなお面(めん)じゃないっしょ。
そいつの結婚相手つーのが、またヤな女なのよ。敵役?ヒール?
もっと彼女の気持ちや思惑がわかりやすかったら、
もちっと奥深い印象になったかもな~。


これって大河ドラマみたいにもっと長い時間で、
歴史的なことも含めてじっくり描くと味わい深くなったかも。
ドラマチックなのに映画サイズっちゅーのは短くて
なんか浅くなってしまったかな。


私の心に残ったのは、
レスリー様のガキ時代の子役がメチャかわいーってのと、
レスリー様のお美しさ、
アヘン中毒が癒えて皆の祝福を受けている時の笑顔、
ってなとこでございましょうか?(ただのミーハーじゃん)

 

<ヒマだったら、また観る>

 

ちょっとだけよん ≪あらすじ≫

母親に京劇の劇団に売られたレスリー・チャン
良くしてくれた兄弟子を慕いながら成長。
やがて、兄弟子(ジャイアンみたい)が主役、
レスリーさまはその相手役の女形で、
2人はあっという間にスターとなる。
いつしかレスリー様のジャイアンを慕う気持ちは愛に変わり、
激動の時代、ジャイアンへの愛と女への嫉妬を抱え、
不器用に生きる美しいレスリー様なのでございます。

『タイタニック』 2003.06.28

ブームになっていた頃『タイタニック』の話題がよくでたけど、
「絶対観ない!だってハッピーエンドにゃならないでしょ?!」と、
誘われても誘われても意地を張り続けていた。
あれから人間丸くなりまして、とりあえず、語る資格取得のために観てみました。
(会社の人妻は私より映画を観てるくせに、意地はってまだこの映画を観ていない)

 

すんごいお金かかってるらしーよね。どのへんに?まいっか。
主役のねーちゃんがお人形さんみたいにかわえーし、
ばーちゃんもキュート、デカプーは、うふっ、かっこいーじゃねーか。

 

アホ船長のアホさゆえの悲劇。
こーいうそっくり返ってるジジィが大嫌いなのでマイナス20。
人が死に過ぎ(事実だけどさ~)でマイナス10。
おいおい、その人死んじゃうのか?マイナス10。
ねーちゃんのフィアンセの顔がいかにもキザで憎たらしくてプラス5。
演奏し続ける楽団にプラス10。(←このシーンで弟は泣いたらしい)
最後のオチ、ドボンにプラス10。

・・・トータル、マイナスか。

意外とひきこまれちゃったな。

 

<もー観ない>

 

ちょっとだけよん≪あらすじ≫

処女航海に出た豪華客船タイタニック号。
家のためにいけすかねーキザ男と結婚するケイト・ウィンスレット
母親達と一緒の婚前旅行。
その船上でイケメンの画家志望のデカプーと恋に落ち、
自分らしく生きたいと願った夜になーんと、タイタニック号は氷山に激突。
沈みゆく船、そして、二人の運命やいかに、いーかーにー。

『ブエノスアイレス』 2003.06.15

深夜何気にTVチャンネルを替えた。
いきなり男同士のエッチシーン。
土曜の深夜3時半。
一気に目が覚めた。

 

光の少ない映像だってのが素人にもわかる。
意図している?単に、貧乏?
でも、それが妙にかっちょい~。
タンゴもしっくりハマってる。
砂漠で「水、水くれぇ~」ってくらい相手のことを求めているのに
裏腹な態度、言葉・・・そして、自己嫌悪。
手に余るほどの愛しさ、喉の奥がヒリヒリするような切なさ、
呆然としてしまうくらいの成り行き・・・あの頃の私と一緒だ。

 

映画が終わって窓の外を見るとあの日と同じ曇り空、鳥が鳴いている。
そうだった、始まったのはちょうどこの季節、
明け方、同じカーテンを開けた。

 

しばらくの間、この映画が頭から離れなかった。ハマった。
レスリー・チャンにハマり、トニー・レオンも気になりだした。
結末がわかりやすいハッピーエンドになってないことに腹が立った。
私はまだまだハマっている。

 

<毎日観たい>

 

ちょっとだけよん ≪あらすじ≫

香港に住むゲイのカップル、レスリー・チャントニー・レオンが、
ブエノスアイレスに愛の逃避行。
ラブラブしつつも、ケンカをしてしまい、
異国の地でそれぞれの生活が始まる。
地道に働くトニー様。お妾同然のレスリー様。
2人は再会し、レスリーさまはいつものように「やり直そう」と言うのだが、
今回ばかりはかたくななトニー様。
お互いどうしようもなく好きなのに、
なんでこーなるのっ?ぴょん。(←懐かしのギャグ)